【重要!】外壁塗装を行うべき理由
まれに「外装塗装は家の美観のためにする」と思い込んでおられる方がいらっしゃいますが、そのためだけではありません。それだと「別にそれほどオンボロという訳ではないから、まだいいや」と思ってしまうこともあるでしょう。
じつは外装塗装には美観以上に大切なことがあります。それは家の重要なメンテナンスのひとつだということです。
暑さ寒さが過酷というほどでもなく「台風銀座」と呼ばれるほどの台風ルートでもない川口市と言えども、家はかなりの日差しや風雨に晒されています。購入から7~10年あたりをメドにメンテナンスしておかなければ、壁のひび割れ・塗装はがれ・経年劣化でのダメージから、家の中に水(雨水)が入り込む危険性があるのです。
水が入り込めばカビが発生し、建材が劣化。カビを吸い込めば中に住んでいる家族も健康被害を受ける危険性があります。
また木材が3割ほどの水分を含めば腐朽菌という菌が生じ、シロアリの発生を招くのです。すでにカビやシロアリが発生してしまうと、通常の塗装だけでは済まないことになります。
そうなる前に水の侵入を防ぐために早めの外装塗装が大切なんですね。ぜひ覚えておいてください。
外壁塗装業者選びの注意点・チェックポイントとは?
外壁塗装業者選ぶとき、どんなことに気を付ければいいでしょうか? 悪い外装塗装業者の特徴を挙げてみましょう。
■ 足場を組まない、もしはいい加減に組んでいる業者
足場をきちんと組むことはまず職人さんに対する事故防止の意味があります。足場がなければ無理のある危険な方法で塗装することになるからです。
また足場をかけることではじめて飛散防止シートが設置できますので、周囲の建物に塗料などが飛び散ってクレームや賠償の元になります。何よりも足場がなければ作業効率も悪くなり、届かない場所に塗り漏らしがでることでしょう。
また「足場を塗装業者が組む」のNGです。足場組みは専門性が高く、プロの足場屋さんにしかできない工事だということを覚えておいてください。
■ 養生をしない、またはいい加減にしている
飛散防止シート以外にも、窓やフードなどにきちんと養生ができていなければ汚れてしまいます。それを省略するのは業者がその分を節約して利益を増やそうとしているからです。
■ 洗浄作業や修復をしない、もしくはいい加減にしている
外壁のゴミや汚れを高圧洗浄することに丸1日、前の塗装の修復をすることにも時間がかかります。しかし、これはすべての作業の土台となる部分で、省略してしまっては満足な外装塗装にはなりません。
■ 塗装を薄める、塗装の回数を減らす
塗料の計量や希釈をきちんとしないことは塗料の性能が発揮されないことなります。また、塗装は下塗り→中塗り→上塗りの計3回塗りが基本。それ以下ではすぐに劣化しまいます。
■ 乾燥時間が短い
塗装工事には乾式工法と湿式工法があり、湿式工法の場合は工期は約8日~19日ほどかかります。乾燥させる日にちが必要だからです。湿式工法なのに工期が8日以下なのは乾燥のスケジュールが充分取れていないということになってしまいます。
以上のような手抜きを避けるためには事前確認しかありません。すべてをしないと事前に確認し、確認が取れない業者とは契約しないことです。
悪質な外壁塗装業者に気を付けよう
川口市には多くの外壁塗装業者が存在しますが、中には悪質な業者もいます。そのような業者に依頼しないためにも、悪質な外壁塗装業者の特徴を知っておくことが大切です。
そこでここでは、悪質な外壁塗装業者の特徴、外壁塗装業者に依頼してしまった場合の対処法もあわせて紹介します。
■悪質な外壁塗装業者の特徴
悪質な外壁塗装業者は、「無料で点検できる」などと言って、依頼していないのに突然訪問します。基本的に、外壁塗装業者が依頼していないのに突然訪問してくることはないので、突然訪問してきたら悪質な外壁塗装業者を疑いましょう。
また、「今だけ10万円値下げをします」「モニター価格で提供します」などと言って、大幅な値下げをする業者も悪質な可能性があります。それに加えて、あまりにも高すぎたり、安すぎる業者にも注意が必要です。
家の状態によっては、思っていた以上の金額になることもあるので、金額だけで判断するのは難しいかもしれませんが、少しでも疑問に感じた場合には、依頼しないことをおすすめします。
■悪質な外壁塗装業者への対処法
悪質な外壁塗装業者に気をつけていたとしても、絶対に悪質な業者の被害にあわないとは言い切れません。そこで、悪質な外壁塗装業者に依頼してしまった場合の対処法もしっかり頭にいれておくといいでしょう。
1つめの対処法は、クーリングオフの利用です。クーリングオフとは、契約日から8日間以内であれば契約を解除できる制度で、はがきに必要事項を記入し、郵便局に郵送するだけで利用できます。
もし契約した後に、悪質な業者だと気づいた場合には利用しましょう。また2つめの対処法として、消費者センターへの相談があげられます。
川口市にも消費者センターがあるので、クーリングオフを利用できる期間を過ぎてしまった場合や、不安なので誰かに相談したいと感じた場合には、ぜひ活用してください。
川口市消費生活センター
【塗料の種類】最適な塗料を選ぼう
外装塗料にはアクリルやウレタンもありますが、現在ではほとんど使用されていません。したがって、それ以外のものをご紹介しましょう・
■ シリコン
・耐用年数 8~15年 ・費用 2,500円~3,500円程度
いまもっとも広く採用されています。10年前後の周期で塗り替えを考えている方やリーズナブルにツヤやかな仕上がりを得たい方におすすめです。
■ ラジカル制御形
・耐用年数 12~15年 ・費用 2,500円~3,500円程度
耐久性もコスパも優秀でシリコン塗料のトップの座をおびやかしつつあります。チョーキング(白い粉がふく劣化現象)が起こりにくく、防カビと防藻性も高く、汚れにくいなどが特徴的です。(費用は3回塗りの単価)。
■ フッ素
・耐用年数 15~20年 ・費用 4,000円前後~5,800円弱
現時点では大型構造物や橋梁がメインの使用先ですが、非常に耐久性が高くツヤも長持ちしますのでコストよりも耐久年数を重視する方にはおすすめです。
■ 光触媒
・耐用年数 15~20年 ・費用 4,000円強~5,000円強
原料である酸化チタンが触媒となって日光や水に作用し、ほこりなどの有機物が分解されるセルフクリーニング効果があります。紫外線による劣化もなく、さらには空気浄化機能までありますが、光触媒のシェアの多くを占めていたメーカーが2017年にその生産を停止してしまいました。
自宅にはどの塗料が向くのか? 施工前に予算を確認し、業者とよく相談して決めましょう。
外壁塗装の費用相場をチェック!
ここで気になる外装塗装の施工費用についてチェックしてみましょう。日本の一戸建ての平均床面積は113.3㎡。坪にして34.3坪ほどです。その規模の家の平均的な外装面積は165㎡ほどなので、概算するとおよそ85万円~120万円ほどになります。
乾式工法(※1)と湿式工法が、塗料は何を選択するかで異なりますので、その点についてもよく検討しましょう。乾式工法=サイディングが安いですが、自由度は低いですので、その点も確認してみてください。
※1 乾式工法:工場で生産されたパネルや合板などを現場で取り付ける工法。 乾燥させる期間が不要なので、湿式工法より工期短縮が可能。 外壁仕上げでは、工場生産のパネルを現場で取り付けるサイディングが代表的です。
川口市で受けられる外壁塗装の補助金は?
川口市には「川口市リフォーム補助金」という補助金があります。外壁塗装でも利用ができるので、川口市で外壁塗装を考えている方は、ぜひこの補助金を活用してください。
■川口市の補助金の内容や条件
「川口市リフォーム補助金」とは、条件を満たせば工事費用の5%(上限10万円)を補助するものです。この補助金が対象となる工事は、屋根・外壁のリフォーム、窓・壁のリフォーム、台所・トイレ・浴室・洗面所の修理や交換、ベランダの設置や修理などがあげられます。
補助金を受け取るための条件は以下のとおりです。
・税込み20万円以上のリフォーム工事であること
・川口市内に本社がある事業者が工事を行うこと
・これまで川口市から同種の補助金を受けていないこと
・契約締結後、かつ、工事着工前に申請すること
このような条件を満たしていれば、補助金を受け取ることができます。それに加えて、この補助金は抽選制となっているので、早めの申請をすることがおすすめです。
■川口市の補助金の手続きの流れ
補助金の条件を満たしていても、申請の時期を間違ってしまうと補助金は受け取れません。そのため、補助金の申請手続きの流れを知って、いつ申請をすればいいのかをしっかり把握しておくことがおすすめです。
川口市リフォーム補助金の手続きの流れは以下のとおりです。
・外壁塗装業者での見積り、契約の締結
・必要書類の提出、交付申請(郵送不可)
・交付決定
・着工
・完了報告
・補助金の確定
・請求、補助金の受け取り
このような流れで補助金を受け取ることができます。交付の申請は窓口でのみ受け付けており、郵送は受け付けていないので注意してください。
実際に利用してみよう! 申し込みから利用までの流れ
ここで実際に外装塗装業者に申し込みをするときの流れを確認しておきましょう。
■ ステップ1 問い合わせ
メールや業者のホームページの問い合わせフォーム、もしくは電話で問い合わせます。希望を伝えると同時に問題点があればその報告を、疑問や質問も書き添えましょう。
■ ステップ2 現地調査の日程・時間調整
見積もり作成のために現地調査が必要です。都合の良い日時をすり合わせて決定します。
■ ステップ3 見積りの検討
数社に合い見積もりを取った場合は比較検討します。塗装個所や使う塗料の種類、追加で発生する可能性のある費用など、不明・疑問があればわかるまで何度でも担当者に確認しましょう。
■ ステップ4 塗装会社を決定
納得がいった業者に決定。他業者を断るのを忘れないようにしましょう。
■ ステップ5 契約
契約書をじっくりと読み込み、少しでもわからないところはその場で聞いて確認。それから署名・捺印しましょう。
■ 施工
足場かけ→洗浄→下地調整→塗装工事→養生外し
■ 仕上がり確認→引き渡し
工事完了したら仕様書(契約書)と対照しながら仕上がりを確認します。契約と違うところや不備があれは手直しへ。なければ足場を解体して終了です。
気になる工事完了後のアフターフォローやその保障期間
通常、塗膜の寿命はおよそ10年前後とされています。それより早期に不具合が起きてしまったら?
そう考えると外壁塗装の施工後にも定期点検を実施してくれるような業者でなくては安心して依頼できませんね。ここではアフターフォローについて確認するポイントを見てみましょう。
■ まず保証内容をよく確認する
塗装に不備があった場合、どこをどう保証してくれるのか? 何年間保証してくれるのか?
を事前によく確認しましょう。そして「どういう状態なら保証が可能か? 」も忘れずに確認してうださい。
■ 長すぎる保証期間には注意!
30年保証などを謳う業者には注意しましょう。通常は5年~10年が相場です。あまりにも長い業者は怪しんだほうが良いでしょう。
■ どの部分の保証かを確認する
外壁塗装では木部や鉄部が劣化しやすく、この部分の保証をしっかり明記している業者は安心できます。
既述のとおり、外壁は建物の美観を左右するだけでなく、日差しや雨などの水の侵入を防ぐことで建物の構造自体を劣化させないという役割も果たすもの。工事のみで定期点検がなければ塗料の剥がれやひび割れが早期発見できずに構造に影響がでてしまう危険性もありますのでで定期点検や保証の確認は抜かりなく行いましょう。
外壁塗装はローンも組める?
あまり認知されていないようですが、外壁塗装費の支払いをローンでできる業者もあります。外壁塗装をしたいけれど、まとまった施工費用が用意できない方、また何らかの理由で貯金に手を付けたくない方、外壁のダメージが大きくて予想外に工事費の見積もりが高かった方、高価でも耐久性の高い塗料を作用してほしい方などにはメリットですよね。
■ リフォームローンができる業者に依頼する
36回払いまでなら0.00%金利でのリフォームローンできる業者もあります。
■ 住宅ローンを組んでいる金融機関に相談する
住宅ローンを組んでいて、返済中という方は金利優遇制度を受けられることもありますので、まずは住宅ローンを組んでいる金融機関に相談してみましょう。
■ 金利は銀行の有担保ローンが安い
銀行の有担保ローンなら金利は0.6%からと安いですが、担保を設定するため、手続きが煩雑で審査に相当な時間を要します。登記費用や手数料など諸経費もかかりますので、事前に見積もってもらって判断しましょう。
■ 無担保ローンなら比較的かんたんに借りられる
無担保ローンなら手続きがかんたんで審査も早いですが、3~15%と金利が高くなります。
そして、たとえば埼玉県上尾市の「省エネ住宅改修補助金制度」では「断熱・遮熱塗料によって外壁を塗装する場合」には「20万円」を限度に補助金が交付されます。
知らないと損してしまいますね。一度お住まいの地域のリフォーム助成金制度を確認してみると良いでしょう。
まとめ
川口市のおすすめできる外装業者をランキング形式でご紹介し、外装工事に関する知識や情報も書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか? 外装塗装はしなければならないと思っていても、それなりにお金がかかるので、つい先延ばしにしてしまう方も多いことでしょう。
また「川口市はそんなに自然条件が過酷ではないから外壁塗装なんてそんなに気にしなくてもいいだろう」と考えていた方も多かったかもしれません。このサイトを読んでいただいたことで、川口市でも早めの対策・工事が必要と気付いていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。