外壁塗装をやらないとどうなる?やらないデメリットと代替策を解説
外壁塗装は外観だけではなく、家を守るためにも重要なメンテナンスです。しかし、塗装をせずに放置すると、最悪の場合、建物の内部にまでダメージが及ぶこともあります。この記事では、外壁塗装を行わない場合のデメリットと、考えられる代替策を解説します。外壁の状態を保ち、家を長持ちさせるためのポイントを確認してみましょう。
外壁塗装をやらないことで得られる2つのメリット
外壁塗装は住まいを保護するための重要なメンテナンスですが、必ずしも定期的に行う必要がないケースもあります。ここからは、外壁塗装をやらないことで得られるメリットについて解説します。
費用が抑えられる
外壁塗装にはまとまった費用がかかりますが、塗装をしなければその分の出費を抑えられます。
とくに、まだ外壁に目立った劣化が見られない場合には、塗装の費用を先送りするのもひとつの選択肢です。その分の費用を将来の修繕や、別のメンテナンスに回すこともできるため、経済的な負担を軽減できます。
定期的なメンテナンスで最低限の保護も可能
外壁塗装を行わなくても、定期的にメンテナンスを行えば最低限の保護を保てます。
たとえば、ひび割れやカビの発生を早期に発見し、部分的な修繕や清掃をすることで、大きな劣化を防げます。定期的に点検し、必要な個所に手を入れることで、塗装に頼らずとも外壁の状態を保つことが可能です。
外壁塗装をやらない場合の3つのリスク
外壁塗装を行わない場合、美観が損なわれるだけではなく、住宅そのものに悪影響が及ぶリスクもあります。ここからは、塗装をしないことで発生する、代表的なリスクについて解説します。
外壁の劣化が進む
外壁塗装を怠ると、紫外線や風雨によって外壁の劣化が進みます。ひび割れや剥がれが生じ、さらにダメージが広がりやすくなるため、放置すると内部まで損傷が及ぶ可能性も。
とくに、素材がもろくなると修復が困難になるため、塗装をしていない期間が長ければ長いほど修繕コストも高くなります。
断熱・防水機能が低下する
外壁塗装は、住宅の断熱や防水の役割も果たしています。塗装が劣化すると、断熱効果が低下し、夏は暑く冬は寒い環境になりがちです。
また、防水機能が失われると、外壁内部に雨水が浸入し、カビや腐食の原因となります。これが構造部分にまで達する場合もあるため、定期的な塗装は住宅の快適性を維持するためにも重要です。
資産価値が下がる可能性も
外壁が劣化していると、住宅の資産価値も低下します。
外観の印象が悪いと、将来の売却時に、価格が下がる可能性も否定できません。きちんとメンテナンスされた住宅は、買い手に安心感を与えるため、資産価値の維持にもつながります。
外壁塗装をやらない場合の代替策
外壁塗装をしないことで発生するリスクがある一方、代替策を講じることで、一定の劣化を防ぐことが可能です。ここからは、塗装をせずに外壁を保護するための代替策を紹介します。
定期的な点検を行う
塗装をしない場合でも、外壁の定期的な点検は重要です。外壁の状態をチェックすることで、ひび割れや剥がれ、カビの発生といった初期の劣化に早期対応が可能です。
年に1度の点検を目安に、目立った異常がないかを確認する習慣をつけることで、外壁の状態を保ちやすくなります。また、点検をプロに依頼すれば、細かい異常を見逃さず発見できます。
劣化が目立つ場合は部分補修をする
外壁全体の塗装を行わない場合でも、劣化が目立つ部分だけを補修することで、最低限の保護を確保できます。ひび割れやカビの発生箇所を適切に処置することで、外壁の機能低下を防ぎ、見た目もある程度整えられます。
部分補修はコストも抑えられるため、外壁塗装の負担を減らしたい人には有効な方法です。
まとめ
外壁塗装を行わない場合、費用を抑えられる反面、劣化が進行しやすく、断熱や防水機能が低下するリスクがあります。代替策として、定期的な点検や部分補修を行えば、劣化をある程度防ぐことができますが、塗装による保護効果には及びません。また、外壁の状態が悪化すると資産価値の低下にもつながるため、長期的な視点でメンテナンスを考えることが大切です。塗装を行うべきか悩んでいる方は、外壁塗装のプロに相談してみましょう。美観の維持や家の寿命を延ばすためにも、信頼できる業者にアドバイスを求めることは重要です。
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引用元:https://www.coop.ne.jp/