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シーリング工事とは?役割や手順を解説!

公開日:2024/04/15  最終更新日:2023/11/27

外壁塗装

シーリング工事は、建物の仕上げ材に隙間を埋め、水の侵入を防ぐための重要な作業です。地震や気温の変化などが建物に与える影響を考慮し、シーリング工事がどのように行われるか、その手順やメンテナンス、留意すべきポイントについて詳しく解説します。シーリング工事を検討されている方は、最後までお読みください。

シーリング工事の役割と重要性

まずは、シーリング工事の役割と重要性を見ていきましょう。

外壁の保護と気密性向上

建物が揺れたり風にさらされたりすると、外壁には強い力がかかります。このとき、シーリング工事がとくに重要な役割を果たすのです。外壁パネルの動きに合わせ、目地を作り、そこにシーリング材を充填することで、外壁を効果的に保護し、気密性を向上させます。

経年劣化への対応

外壁のコンクリートがひび割れすると、雨水が建物内部に浸入する可能性が生じます。こうした状況に対処するためにも、シーリング工事が必要です。ひび割れを適切に埋め、補修することで、建物の経年劣化に効果的に対応できます。

メンテナンスの必要性

シーリング材には寿命があり、通常は約5年で劣化が始まります。劣化したシーリング材は外壁の機能を低下させ、建物全体の劣化を促進します。そのため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。

定期的な点検と必要に応じたメンテナンス作業によって、シーリング工事の効果を維持し、建物の耐久性を確保できます。

シーリング工事の手順とメンテナンス

それでは、具体的なシーリング工事の手順を見ていきましょう。

既存シーリング材の除去と新規充填

シーリング工事は、建物の外壁や窓などに設置されている既存のシーリング材を取り除くことから始まります。これは、古くなったり劣化したりしたシーリング材を、新しいものに更新するための基本的な手順です。既存のシーリング材を丁寧に取り除くことで、新しい材料がしっかりと充填されるスペースが確保されます。

その後、コーキングガンを使用し、適切な量のシーリング材が目地に均等に充填されるように作業が行われます。この注意深い作業が、シーリング工事の仕上がりに大きく影響するのです。

また、メンテナンス時に既存のシーリングが軽微な劣化しか見られない場合には、打ち増しと呼ばれる手法が選択されることがあります。打ち増しは、新しいシーリング材を追加充填することで、既存の材料の寿命を延ばす方法で、全てのシーリングが劣化しているわけではない場合に有益です。

バックアップ材の使用

シーリング工事では、シーリング材が外壁と直接接触するのを防ぐために、目地にバックアップ材を使用することがあります。これにより、シーリングの効果が向上し、より長い寿命を持つことが期待されるのです。バックアップ材の素材や厚さは、建物や使用状況に応じて適切に選定されます。

天候による影響

シーリング工事の出来は、天候に大きく影響されます。とくに、シーリング材が硬化し、性能を発揮するためには適切な気象条件が必要です。好天時に施工することで、シーリング材が正しく硬化し、その効果を最大限に引き出すことが可能です。

逆に、気温が低い日や雨天時に施工すると、シーリング材の性能低下が起こる可能性があります。そのため、天候の適切な選定がシーリング工事の品質に直結します。

シーリング材の種類と選び方

適切なシーリング材を選ぶにはどのようにすればよいでしょうか。以下にシーリング材の特徴を解説していきます。

柔軟なゴムのような材料

シーリング材は、目地や隙間を埋めるための柔軟なゴムのような材料です。主に外壁や水回りなどさまざまな箇所で使用されており、その種類によって異なる特性が見られます。この柔軟なゴム状の材料は、建物の動きや温度変化に対応するため、非常に重要な役割を果たしています。

窯業系サイディング外壁の目地に使用されるシーリング材

特に窯業系サイディング外壁の目地には、幅10mm程度のシーリング材が好んで使用されます。この種のシーリング材は、外壁同士の緩衝機能に優れ、建物の動きに対応しつつ耐久性も高められています。外壁の特性や使用環境によって適切な幅や素材のシーリング材を選ぶことが重要です。

変成シリコーン系シーリング材

変成シリコーン系シーリング材は、硬化速度が速く、耐久性が高い特徴を持っています。主に水回りでの使用が適していますが、注意が必要です。屋根や外壁などの塗装箇所周辺では避けるべきであり、使用箇所によって適切なシーリング材を選ぶことが重要です。

変成シリコーン系のシーリング材は、その特性から特定の条件下での使用が最適であり、正しく選択することで効果的なシーリング工事が実現されます。

まとめ

シーリング工事は、建物の長寿命性と外観の維持に欠かせない重要な工程です。外壁や窓などに設置されているシーリング材は、建物が揺れたり風雨にさらされたりするなかで劣化しやすく、それに伴う水の浸入や経年劣化が懸念されます。

正確な手順と適切なメンテナンスが行われることで、これらの問題に対処し、建物の耐久性を向上させるのです。

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