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外壁・屋根塗装が浮いたり剥がれたりする原因は?対策はある?

公開日:2019/06/01 最終更新日:2023/01/13

外壁や屋根の塗装の工事をしたばっかりにもかかわらず、塗装の浮きが生じたり、剥がれたりというケースがあります。

浮きもしくは剥がれは、塗料と外壁が密着していない状態です。

したがって、塗装業者が実施すべき工程を行わなかった可能性が少なくありません。

洗浄不足が原因のケースの対応策

屋根塗装などが浮いたり剥がれたりする要因は、時間経過に因る劣化ということではなく、業者の施工不良の場合が少なくありません。

施工は、塗装する前に高圧水洗浄を行なって、汚れを排除します。

汚れた状況で塗装を行なうと、下地及び下塗りの間に埃などが挟まり、剥がれやすくなります。

洗浄が不十分のために剥がれたり、工程を短くするために洗浄を省略した工事をした結果、剥がれが起こったりするケースがあります。

対策として、洗浄時に立ち会うことによって、業者の手抜きの抑止になります。

立ち会えない場合、事前交渉時に洗浄する前と洗浄した後の写真を撮り、洗浄したことの証を残すようお願いしましょう。

証拠を残したがらない業者は、契約の取り交わしは見送った方が良いでしょう。

 

下塗りの不具合によって生じるケースの対応策

施工については、下塗りや中塗り、さらに上塗りと、合計3回塗装するのが一般的です。

中塗り及び上塗りの役目に関しては、壁を魅力あるように見せるための美観機能、強い陽射しや雨風からくるダメージの悪化にブレーキをかける防水機能であるのに対し、下塗りの役目は外壁の下地と塗装を密着させることがあげられます。

下塗りが足りなかったり、下地と上塗り材が適合していない場合も不具合が生じます。

加えて、メーカーが指定する塗布量にのっとって塗装しても、剥がれが発生するケースがあります。

塗装の劣化は家屋や環境によって違うため、悪化が酷い場合は塗料を想像以上に吸い込むことから、基準よりも多い塗料が求められます。

悪化が進行している場合は、基準量の2倍近くも必要とすることもあり得ます。

塗料の乾燥が十分ではないケースの対応策

塗膜が完璧に乾き切る前にその次の工程に進んだ場合、問題が生じる可能性があります。

一例として中塗りがきちんと乾き切る前に上塗りを行なうと、塗膜形成の不良が発生します。午前中の塗装などで、目に見えず触っても気が付かないくらいの結露が発生している場合も同様です。

乾燥不足に因る塗膜形成の不良については剥がれの要因となるので、メーカーの規格に沿いながら、過程ごとに塗膜を完璧に乾かすことが大切となります。

対策として、乾燥は塗装にとって大事な過程のひとつということを理解し、塗装の日程、工程表をもらって、しっかりと乾燥時間が考慮されているかチェックをすることが大切になります。

 

壁や屋根は、強い陽射しや雨また風などに絶え間なくさらされています。

したがって、経年劣化します。

しかしながら、浮きや剥がれは業者の施工不良といった経年劣化以外の誘因から起こることが多いことから、色々な要因を考えなくてはなりません。

美観上良くないだけでなく放置したままにしておくと、一層剥がれた所が広がります。

何もしないと広がり、下層の塗装も剥がれます。

塗膜が浮いたりすると、塗装内の下地の保護をする機能が低下し、雨水が浸入しやすくなります。

何も手を加えないでいると、雨水が外壁内に入り外壁を次から次へと剥がし、剥がれる面積を広げます。

さらに、塗装材がめくれ、下地の保護機能がダウンした状態で手を付けないと、下地の劣化を早め、構造的耐性にも悪い影響を及ぼす場合もありますので、あらかじめしっかりと対策を施しましょう。

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アイネットコープ埼玉の画像 引用元:https://www.coop.ne.jp/
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