外壁塗装工事前の挨拶回りは必須?基本的なマナーをチェック!
外壁塗装工事を行うときには、ご近所に挨拶回りをするタイミングはいつで、どのような方法がよいのでしょうか。家を購入すると、長い間のお付き合いになるご近所になるため、トラブルは避けたいものです。今回は、外壁塗装工事前の挨拶回りは必要かどうか、基本的なマナーについて説明します。
外壁塗装工事前の挨拶回りは必須?
外壁塗装工事は、ご近所に迷惑をかける可能性が高いため、工事前の挨拶回りは必須といえます。理由はつぎの通りです。
まず、「騒音」です。塗装工事ならさほど音がしないのではと思うかもしれませんが、足場を架設するとき・解体するときの音や高圧洗浄機の音などの騒音が発生します。
2点目は「塗料の臭い・飛散」です。塗料のなかには、シンナーで希釈するものがあります。臭いで体調が悪くなる、洗濯物が干せないという問題が発生します。また、塗料が飛び散って近隣の車や洗濯物についてしまう可能性もあります。
最後に、「車の駐車問題」です。工事に必要な車を自宅前に停めることになるため、道が狭くなります。これらの理由から、工事前に必ず挨拶回りをしておきましょう。
外壁塗装工事前のご近所挨拶の基本的なマナー
ご近所への挨拶は、業者が行ってくれる場合があります。この場合は、業者にお任せしてもよいですが、ご自身でも軽い挨拶程度の声をかけておくとよいでしょう。以下、挨拶へ行く場合のマナーを説明します。
タイミング
挨拶のタイミングは、足場を架設する1週間前から行いましょう。また、足場が解体される3日前から再び挨拶に行きます。あまりギリギリに行くと留守が続き、挨拶が間に合わなくなるので、早めから動き出しましょう。工事が終わった後にも挨拶をするとさらによいですね。
挨拶に行くのは、土日祝日だと留守の可能性が低くなります。時間は朝の早すぎない時間(10時頃)から夕方(17時頃)までが、相手に迷惑をかけにくいおすすめの時間です。
挨拶に行く家
挨拶に行くのは両隣とお向かい・裏の3軒ずつの計8件が一般的です。あくまで目安なので、狭い路地など迷惑がかかりそうな家がある場合には臨機応変に対応しましょう。
持って行くもの
粗品を持って挨拶に行きます。業者であれば、会社のグッズなどを持って行きます、ご自身で行かれる場合には、100~200円程度のもので十分です。高価すぎると、ご近所の方に気を遣わせてしまうので気をつけてください。また、不在が続いた場合を考えて挨拶分を用意しておきます。挨拶に来たことがわかるように手紙を残します。また、相手が忙しく話を聞く時間がない時も手紙を渡しましょう。
挨拶時に伝えるべき内容
実際に挨拶に行ったときに伝えるべき内容を説明します。
足場架設日の騒音・トラック
足場架設日は、大きな音がしたり、トラックが停まったりします。騒音がすることと道が狭くなることを伝えましょう。足場を解体する時も同様です。
高圧洗浄日の騒音・洗濯物
高圧洗浄でも、エンジン付きの高圧洗浄機を使用するため、かなり大きな音が鳴ります。さらに、近くの家には汚れが飛んでしまうことがあるので、当日の洗濯物は室内干しをお願いしましょう。
塗装時の臭いと車への飛散
塗料によりますが、臭いがすることを伝えます。また、近くに車が駐車してある場合には塗料が飛び散って汚してしまう可能性があります。カーシートをかけさせてもらえるように許可をとっておきましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装工事前の挨拶回りについて説明しました。大事なマイホームはキレイにお手入れしたいはずです。しかし、工事には騒音や臭いなどご近所に迷惑がかかることがつきものです。ご自身は気にならなくても、ご近所の方は気になっているかもしれません。感じ方は人それぞれなので、必ず挨拶に行きましょう。
業者の方に、ご近所がどんな方なのかを伝えてくと、トラブルなくスムーズに工事を進めることができます。長くお付き合いするご近所なので、トラブルなく工事が終えられるように最善を尽くしましょう。