外壁塗装工事の具体的な流れをチェックしよう!
外壁塗装を行うには、いくつか知っておくべきことがあります。工事のまでの準備、手順トラブル発生時の対応を知っておくと、いざという時に慌てなくて済むでしょう。ここでは、塗装工事に必要な準備と施工完了までの期間、塗装工事の流れ、工事後にトラブルが発生した場合の対処法について解説していきます。
塗装工事に必要な準備と施工完了までの期間
外壁塗装を行う際は、近隣住民への配慮が必要になります。外壁塗装についての近隣トラブルは意外と多く、その理由は「塗料が飛んでくる」「塗料の匂いがキツいので、窓が開けられない」「職人の態度が悪い」「業者の車が邪魔」などというものです。
これを未然に防ぐためには、近隣への挨拶回りが必要なのです。粗品を持参しつつ、工事の日時、期間、業者名などを説明してまわります。業者によっては、顧客の代わりに行ってくれるところもありますが、その場合でも一言くらいは自分でも声かけを行うのが無難です。これは、工事の1週間前くらいに行うのがベストでしょう。
施工の期間は、塗料を塗る回数や天候などに左右されますが、概ね2週間くらいです。意外と長い期間になります。この間、近隣には配慮が必要なので、外壁工事は意外と気を遣うものなのです。挨拶回りが終わったら、家のまわりのものを片付けておきましょう。工事が始まれば、職人が何度も出入りし、とくに住宅密集地では、隣の家との間隔が狭いこともあり、足場の設置に苦労することもあります。そんなとき、プランター、物置、自転車などがあると非常に邪魔です。最低限の作業スペースが確保できるようにしておきましょう。
塗装工事の流れ
塗装工事は大まかに「足場組み、シート貼り」「洗浄」「養生」「塗装」「養生撤去」「足場ばらし」を行い、引き渡しになります。場合によっては、雨とい、屋根の補修、外壁補修などの作業を並行して施工する場合もあります。その場合は、上記にプラスして工程が増えることになります。
工事後にトラブルが発生した場合の対処法
工事後のトラブルに多いのが、「塗装の剥がれ、塗りムラ、付帯工事の補修漏れ、塗料の種類や塗る回数の相違」などの施工不良、「近隣トラブル」です。
まず、施工不良の場合は、放置せずにすぐ業者に連絡をしましょう。単純に「忘れていた」「チェックミス」の場合は、該当部分の施工をしてもらいましょう。悪意のある不良が疑われる場合は、消費生活センター、自治体の相談窓口などに相談するようにしましょう。相談の際は、契約書、施工前後の写真などを準備しておきましょう。
近隣トラブルは、施工後にも多く発生しています。多くは、塗料の付着によるもので、家や自転車、車などに塗料が付着していたというものです。この場合も、業者にすぐ連絡して対応方法を確認しましょう。場合によっては、業者とともに謝罪に行かなくてはならなくなるかもしれません。
業者の中には、施工後のトラブルに関しては一切関知していないという業者もいますが、あなたは業者にサービスを依頼し、対価を支払った顧客です。業者に落ち度があるのであれば、毅然とした態度で補償、対応を求めましょう。とくに、近隣トラブルは些細なことで一生付き合うことになる可能性があります。うやむやにせずに、しっかりとした対応をし、お互い気持ちよく生活できるように努めなければならないでしょう。
まとめ
塗装工事に必要な準備と施工完了までの期間、塗装工事の流れ、工事後にトラブルが発生した場合の対処法について解説してきました。外壁塗装は頻繁に行うものではないですが、その分何かあったときに慌てがちです。施工にあたっての基本的な準備と手順、トラブル発生時の対応を理解することで、柔軟に対応することができるでしょう。上記を参考に、納得のいく外壁塗装を行ってください。