汚れが目立たない色はある?時間が経っても美しい外観を保つ色とは
外壁塗装の色を選ぶときにどんな基準で色を選べばよいのでしょうか。せっかく塗装してもらっても数年後には経年劣化してしまい、外壁の汚れが目立ってきてしまいます。外壁の汚れは塗り替えの際に選ぶ色によって汚れが目立ちやすい色、目立ちにくい色があります。当記事では美観維持できるような外壁塗装の色選びについて紹介しましょう。
外壁や屋根の主な汚れの原因は?
外壁や屋根の汚れの原因は、付着した汚れが長年蓄積していった結果、美観を損なう汚れとなってしまいます。具体的に、砂埃や土埃が外壁の汚れの大半を占めますが、車や工場から発生する煤煙は近年大気汚染の改善はされつつあるので、昔ほど空気が汚いわけではないですが、遠方の工場から風によって煤煙が流されてくることもあるので注意が必要です。
今住んでいる環境で湿気が多いところだと、外壁にコケやカビ、藻が繁殖してしまうことがあります。外壁塗装後は水切れがよいのですが、経年劣化とともに水切れが悪くなると発生しやすくなります。塗り替えてから数年でコケやカビ、藻が発生してしまう場合、外壁の近くに水たまりがあるなどの外的な要因が考えられるでしょう。水たまりを除去することで解決できることもあります。
汚れが目立ちにくい色は?
外壁の汚れの主な原因がわかったので、その汚れの主な色をまずは確認しましょう。砂埃、土埃はベージュ、または薄茶色。煤はグレーです。外壁の色にも左右されますが、コケや藻は緑みを帯びた薄茶色に見えることがほとんどです。
このように、外壁に付着する汚れは濃いめの色や原色はほとんどなく、中間色やそれより薄目な色が多いでしょう。以上のことを踏まえて汚れが目立ちにくい色を紹介します。
■グレー
グレーは色味がない無彩色かつ中間色なので、一番汚れが目立ちません。周りの家を見渡してみるとグレー色の外壁の家がわりと多く感じませんか?これは一番汚れが目立たない色はグレーなので、外壁色に選ばれやすいからです。しかし、グレーが暗めの色で好みではない人もいるでしょう。明るめのグレーやウォームグレーであれば、暗いグレーのイメージではないのでおすすめです。
■アイボリー・薄いブラウン・ベージュ
グレー以外で汚れが目立たない色としてよく選ばれているのが薄いブラウンやアイボリー、ベージュ系の色になります。これらの色はグレーと同じように砂埃や土埃、煤煙などの汚れが付着しても色が同化するため目立ちません。これらの色は「外壁を真っ白にしたい」という需要が割と多いのですが、経年劣化のことを考えるとあまりおすすめはできないのです。汚れが目立ちにくい色かつ、家全体の色を明るくしたい人にはおすすめの色です。
要注意!目立ちやすい色は?
ずばり、白と黒です。とくに白は真っ白な外壁にあこがれる人は多いと思いますが、後々のことを考えるとおすすめできません。清潔感あふれる白やスタイリッシュで重厚感がある黒などは、色のコントラスト差が大きいため砂や埃、コケなどさまざまな汚れが目立ってしまいます。
その他原色もおすすめできません。やはり中間色とのコントラスト比が大きくて、いずれも汚れが目立ちやすくなるからです。原色を使用するのであれば、景観条例に引っかからないことはもちろん、汚れにくい塗料を使うなど、汚れを目立たせないよう短いスパンでの塗り替えを行って清潔感を維持することが必要です。
外壁の汚れが目立ちにくい色、目立ちやすい色について紹介しました。塗装後できるだけ美しい状態を保つためには、汚れが目立ちにくい色を選ぶことがとても大切です。ぜひこの記事を参考にして、美観を保ちましょう。
-
引用元:https://www.coop.ne.jp/