汚れてしまった外壁を洗浄するときの注意点
外壁の汚れは放置してしまうと建物の劣化を早めてしまいます。しかし自分で掃除すると、外壁を傷めたり古くなっている部分を破壊してしまったりといった可能性があります。洗浄の前には方法をしっかりと理解することが大切です。自分で正しく洗浄することで、業者に依頼する際の費用負担が少なくなる場合もあります。
外壁の洗浄は使用するアイテムに注意
塗装に使われている塗料によっては、強くこすってしまうとハゲてしまうものがあります。そのため、使用するブラシは柔らかいものを選びましょう。洗車で使用する柔らかいブラシを使い、外壁を傷つけないものを選ぶことが大切です。
また、洗剤を選ぶ際には、研磨剤が入っている洗剤は建物を傷つけてしまう可能性が高いため使用しないように気をつけてください。手順としては壁に水をかけ、ブラシでこすって汚れを落とすことになりますが、水をかけるときは窓やドアをきちんと閉めて水が室内に入らないように注意しましょう。換気口やキッチンの換気扇付近は水が入りやすい部分ですが、気が付きにくい部分でもあります。
水をかけるときには近隣の建物に水が飛び散らないようにするべきですが、水が飛び散る可能性はゼロではありません。予期せぬトラブルにならないためにも、事前に知らせて了解を得ておきましょう。業者を利用する場合には、近隣に対しても挨拶をしてくれるなど配慮があるか確認しておくべきです。
プロに依頼するときの注意点について
自ら洗浄することが難しいと感じた場合には、専門として扱っているプロの業者に依頼することになります。しかし一口に外壁洗浄業者といっても数多く存在しており、どこを選ぶかにより必要となるトータル費用や仕上がりの良し悪しには大きな差が生まれるので気をつけなくてはなりません。
注意点として頭においておかなくてはならないのが「料金の安さだけで判断しない」という点です。どんなにリーズナブルでも仕上がりがイマイチとなれば依頼する意味がないので、豊富な実績がありアフターケアや保証も充実している業者を選ぶようにするべきです。
家庭用高圧洗浄機を使用する際の注意点とは
汚れがそれほど酷くない場合にはブラシやスポンジ、雑巾や中性洗剤など簡単なアイテムで綺麗にすることができます。しかし汚れが酷いときにはそれだけでは綺麗にすることは難しいでしょう。そういった場合に役立つのが「家庭用高圧洗浄機」です。
業者で使用する高圧洗浄機よりも家庭用のものは圧力が低く、外壁への負担が少ないというメリットがあります。広範囲の汚れを簡単に綺麗にすることができるので便利ですが、使用する際には水圧を高くしすぎないように注意しないと外壁を傷つけたり、一部を破壊したりといった可能性があるため気を付けましょう。
また、サイディングの継手やモルタルのクラックから水が浸入してしまい、予期せぬトラブルになってしまうこともあります。自宅にない人はわざわざ購入するよりも、価格と仕上がり、対応などを確かめてから業者に依頼したほうがよい場合もあります。
外壁の洗浄は小範囲の汚れなら素人でも問題なく綺麗にすることができますが、その際には使用するアイテムや掃除するタイミング、天候などさまざまな点に注意しておかなくてはなりません。日頃仕事を抱えている方や小さな子どものいる方などは、外壁の洗浄のために日程を開けることは難しいかもしれません。
そうした点も含めて「素人では難しい」と感じたら、無理せずプロに依頼することをおすすめします。長年の運営実績があり、万が一の際の保証やアフターサポートが充実している業者は信用できる傾向にあります。複数を比較して判断することで、納得できる結果を得ることができるのではないでしょうか。
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引用元:https://www.coop.ne.jp/